そろそろお花見シーズンが近づいて来ましたね。
現代の、庶民が桜の下で集い、お酒を飲んで騒いでという酒宴の花見スタイルは、なんと秀吉の醍醐の花見が始まりといわれています。
そんな豊臣秀吉が愛し最後に見た桜、「醍醐寺」のご紹介です。
※以下写真は2017年のものです。
秀吉最後のビッグイベント、醍醐の花見
ここでお花見がしたい!と企画し、そこから壮大な下準備が始まり、700本もの桜を植えて花見の名所に造り替えました。
そして伝説の花見が催されました。
なんと、その招待客は約1,300人!!
参加したのは女性ばかりで、女性たちには2回の衣装チェンジが命じられ、一人3着ずつ着物が新調され、衣装代だけで約39億円に相当する金額がかかったそうです。
そしてこのお花見の、五ヵ月後に秀吉は亡くなっています。
桜は古くから日本人に愛されてきましたが、花見は貴族などの特権階級の人たちが楽しむ行事だったそうす。
それを、この秀吉が催した、飲めや詠えやのドンチャン騒ぎの宴が、民衆にも広まっていったとも言われています。
拝観料について
拝観料 (三宝院・霊宝館・伽藍)
【通常期】(春期・秋期以外の期間)】 | 【春期・秋期】 | |
大人 | 800円 | 1500円 |
中学生以下 | 600円 | 1000円 |
小学生以下 | 無料 | 無料 |
お花見を楽しむ
お花見に行った時期が少し遅かったので、もうだいぶ散っていました。
満開の時期はもっと綺麗なのですが。。
醍醐寺の桜で、おすすめの場所は、この霊宝館の桜です!といってもこの日はだいぶ散っているのですが・・・
最も巨木のしだれ桜は「醍醐深雪(みゆき)桜」と呼ばれ、写真に入らないほどの大きさです。
こちらはまだ満開でした。
本当に綺麗なので、まだ見たことない方は、是非実際に見てみてください。
ちなみに、霊宝館内には、国宝や重文だけで7万5千点以上、未指定の文化財を含めると、約10万点以上に及ぶ寺宝を収蔵しております。
霊宝館西側にある「カフェ・スゥ・ル・スリジエ」というカフェは、イケアと提携したカフェで、とってもオシャレです。
ちなみにお店の名前は、フランス語で「桜の木の下で」という意味らしいですよ。
屋台があるお休み処
中にはベンチもあり、ちょっと休憩できて、屋台もあるお休み処へ。
さくら餅のソフトクリーム(350円)
みたらし団子
国宝と重要文化財がいっぱいの醍醐寺
すごい・・・国宝と重文が入り乱れています。
三宝院は、建造物の大半が重文に指定されています。
庭全体を見渡せる表書院は、国宝に指定されています。
そして豊臣秀吉が自ら基本設計をした三宝院庭園です。
どこを切り取っても美しく、全国の有名日本庭園は、この三宝院の庭を参考にしたとされています。
こちらも国宝の、唐門。
朝廷からの使者を迎える時だけに扉を開いたとされる門で、平成22年に修復されました。
三宝院前の、樹齢160年以上の枝垂桜「太閣しだれ桜」。
西大門をくぐると、気持ちのいい緑のトンネルが現れます。
ここからが「下醍醐」エリアです。
ちなみに秀吉がお花見したのは、下醍醐だそうです。
こちらも国宝、醍醐寺の中心的なお堂、「金堂」。
他にも有名な「五重塔」の写真は撮り忘れました・・・。
五重塔は、醍醐寺のなかで、唯一の創建時からの建物で、
京都最古の建物でもあり、平安中期の数少ない遺構の一つとして、貴重とされているそうです。
弁天堂。水面に浮かぶ桜も綺麗です。
おわりに
とっても広くて、子連れでのんびりまわれます。
お弁当などの持ち込みは禁止です。
霊宝館の中には、秀吉が花見に持ってきた道具などもあり、熱の入れようが伺えました。
住所 | 〒601-1325 京都市伏見区醍醐東大路町22 総本山 醍醐寺 |
電話番号 | 075-571-0002 |
開門時間 | ●3月1日から12月第1日曜日までの期間 午前9時~午後5時まで ●12月第1日曜日の翌日から2月末日までの期間 午前9時~午後4時30分まで |
駐車場 | 普通車 5時間以内 700円 以降30分毎100円 駐車場利用可能時間 ※9:00~16:20(3月1日から12月第1日曜日まで) ※9:00~15:20(12月第1日曜日翌日から2月末日まで) |
HP | https://www.daigoji.or.jp/index.html |
※この記事は2018年3月に書いたものです。情報が変わっている可能性がありますので、ご参考程度に見てくださいね。